北海道に行った気になっての、自分へのプレゼント。
北海道では、観光客の皆さんは必ずカニを召し上がりますね。
絶対、毛ガニを食べてください。
タラバガニは、ロシアからくるものが多いです。
いま、ロシアを支援する人はあまりいないでしょう。
何といっても、毛ガニです。
重たいものがいいとされていますが、素人が見極めることはできません。
ちゃんとした店でいただきましょう。
値段が高いからいいものだと思ったら大間違いです。
悪い業者はそこをついてきます。
観光客は何度も北海道に来ないので、質の悪いカニを高い値段で出して大もうけすることがあるのです。
ゆでたてでも、脱皮したてでふにゃふにゃしたものを出してくる店もあります。
油断がなりません。
口コミサイトも、あまり参考にならないのは、皆さんご存じですね。
私が、お店選びをお教えいたしましょう。
JTBかJAL、ANAのツアーに選ばれている店を選ぶのです。
大手の旅行代理店は、クレームに敏感、安全第一です。
きわっだってリーズナブルではありません。味もそこそこです。
安定感を最優先するからです。
地元民でも難しい店選びを旅行者がチョイスするのはラックが必要です。
①安くてチョーうまかった。
②高くてチョーまずかった。
③そこそこいい値段でそこそこうまかった
さて、北海道の観光地といえば、函館、札幌、富良野、層雲峡ではないでしょうか。
冬はニセコ、ルスツ、キロロのスキーリゾートがいいですね。
今日紹介するのは、函館の食堂の安定感のあるカレーです。
え、北海道といえば魚介ではないのと思うかもしれません。
しかし、函館を味わうためには、この五島軒という食堂をさけて通れないからです。
函館は、日本で一番早くに開港した港です。
異国情緒といいますが、異人といわれる外国人がいたのです。
西洋文明に触れて、日本人が初めて融和していった土地です。
明治維新では、新選組副隊長のいい男、
土方さんは今の函館の駅前に続く道で、撃たれて死にました。
石川啄木は、砂山を見ながら歌を詠みました。
その砂山は、砂鉄が多く含まれていたため、建築材料に使われ今はありません。
など、歴史や豆知識が満タンです。
その中で、日本の洋食の創生期にできた食堂です。
食堂と書いたのは、レストランよりもそのほうがしっくりします。
お味は、チョーうまいわけではありません、際立ってなくとも、
しみじみおいしいのです。
これが、本当のおいしさではないでしょうか。
鎖国から、初めて西洋世界に船出していくその時に、
日本の伝統と西洋をマッチングさせていった、歴史の味がするのです。
何回でも、食べたくなります。
さて、私は何を隠そう函館で生まれました。
港で生まれた人は、なぜかすこし冷たくて、クールだそうです。
多くの別れが身近にあるからでしょう。
船は出ていく、煙はのこる。